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辛いプロフィール 

まずは辛いモノへのなれそめ、です。

社会人になりたての頃、先輩と飲みに行っていてトイレに立ったすきにメシに七味ですが唐辛子を山盛りかけられ、「不愉快だ!」と思ってヂャリヂャリしながら完食しました。何とかなってしまったのは我ながらビックリしましたよ(笑)

しかし、当時は辛いモノ自体には何の興味もありませんでした。これが何年後かにスゴイことになるとは・・・(爆)

ここからが本題、ズブズブと・・・。

当時の電機機器製造メーカーは、人件費・土地代の安さから東南アジアに製造拠点を着々と日本より移し、移転先のインフラの整備に躍起になっている時代でした。私の勤めていた会社も例外ではありませんでした。まさしく製造インフラの設置を請け負うことになる生産技術課にいたため、ある程度の仕込みが済むとすぐに飛ばされました。そう、タイ王国にです。

ドンムァン空港に降りたって、とにかく熱いのと日本では嗅いだことのない臭いに襲われました。10年もっと前に日本で走っていた自動車がハデなカラーリングでぶっといマフラーをつけてあちこち爆音を立てて走っていたり、サムロ(ツゥクツゥク)というダイハツミゼットみたいな三輪車タクシーがあったり・・・「すげぇや」もうこれだけでアジアのパワーに呑まれてしまいました。騒々しい市内を抜けると日本では見たことのない果てしない平原。スケールのでかさに感動しながらハイウェイを約1時間走ると、バンパインという田舎の街に到着しました。

工場の近くに寮があり、そこから仕事に通うのです。現地のまかないさんがおり、朝夕の食事も作ってくれます。それは完全に日本人の口に合わせていてくれているので特にびっくりするような内容ではありませんでしたが、敷地内のキャンティーン(野外の食堂)に集まって昼食をするのですけど、まぁそれは見たことのない食べ物ばかりで、何だか判りませんがまずは現地に出向している先輩方と同じモノを食しました。

「あ "~、変な味~、でもおいしいみたい~」で、何となく目に留まったのが青唐辛子のナンプラー漬け(名称失念)。恐る恐るカォパー(チャーハンです)にかけて食しました。「うまいっ!!」ほのかな甘さ、塩辛さを突き抜けてくる強烈な辛さ!どうしても多量のパクチー(香草)と噛みきれないレモングラスは×ですが、それ以来、キャンティーンでの食事で好き嫌いはなくなりました。

さて。休みの日は何をしているかというと、現在は知りませんが、パチンコはない、打ちっぱなしもない、テレビはあるけど意味が分からない(笑)、娯楽という娯楽は田舎町ですからありません。なので大抵はクルンテープ(バンコクの事です)まで出かけます。何があるかというと、ダイマルやロビンソンなどの大手デパート。涼しくて時間が潰せるので日本人がワンサカいました。大勢で繰り出すときは何故か日本料理屋で食事をするばかりです。

で、真実?の目的は呑み屋。それも必ずオネーチャンがついてくる・・・先輩方に連れられて有名なタニヤ通りのお店にあちこち入りました。慣れてくるとタクシーを値切って一人で目的のオネーチャンのいるお店へ・・・あまり評判の宜しくないお金の使い方を覚えました(汗)。いわゆる日本のラーメン屋も近くにあったりしてましたが、タクシーの運ちゃんによっては「キンカウパイドゥアイ」(一緒にメシ食おう)とかいってきれいなお風呂・へ連れていかれたり(大汗)しましたね。まだ若かったのでハマリまくり(笑)でも知らない間にフタマタかけることになっていたりして、大変なこともありやっと懲りましたが(爆)

その後、違うお店でとっても気の合う日本帰りのオネーサンがおりまして、このコとは楽しく遊ばせてもらいました。ある日、ちょっとお腹の調子が悪くなったので寝かせてもらい、「ゴハンカッテクルネ」といって彼女が買ってきたのがトムヤンクンでした。さっそく勧められて食しました。「・・・か、辛いィィィィィィ!!!!!」とんでもなかったです。とても熱い状態で持ってきてくれたのも手伝って汗だくだく、いまだかつてない辛さにクラクラ、震えをも覚えました。しかし、ここで器を放すわけにはいかない・・・必至でこらえて完食しました。完食できたのは、彼女の気持ちを無にしたくないのもありましたが、実はかなりおいしかったのではないか?と思われます。

ローカルの食べる屋台のトムヤンクン・・・いま思えば、この体験でかなりの自信がつきました。その後この会社を辞めて十幾星霜。エスニック料理は完全に得意分野となり、機会があればあくまでも常識の範囲ですが辛いモノを好んで食べています。このコとはパタヤまで遊びに行ったりして本当に楽しく過ごしいろんな約束もしたのですが、自分の身勝手もあり結局果たせずじまい。だからトムヤンクンを食べるときは、ちょっと遠い目をすることがあるのです。


[2001年8月7日 作成]

現在は東京都世田谷区在住。某コンピュータハードウェア会社に派遣で入って仕事しています。21世紀の幕開けの年に結婚し、現在一児の父。時折名前が出る『唐子』というのが家内です。辛いのはイヤだそうですが、美味ければ辛くてもヒーヒー言いながら食べてしまうようで・・・ハンドルネームの理由は「唐辛子」から「辛」を抜いたからだそうです(笑)

とまあ、そんな時代もありました…相応に年齢を重ねているので、身体的なケアや食事のコストも考えると辛無茶はあまりできませんけれど、マイペースに辛ライフをやっていく所存にございます。
(2013年2月1日)
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